『息(いき)』
息と呼吸の違い。
「息」吸う吐くのその気体のこと。
「呼吸」息を吸ったり吐いたりすること。
私達はこの世に生まれ落ちた瞬間オギャーと、パラシュートの様に肺を大きく膨らませ、息を吸い、産声をあげます。呼吸の始まりです。
そして、最期を迎える時、「息を引き取る」つまり、息を吸って終わるとも言われます。
息とは人間を支える生命力です。
息という文字は、「鼻」を表す「自」と、「胸の内」を表す「心」合わさったもので、鼻を通じて胸の内にスーッと出入りするものです。
万葉集(和歌)で多く見られる「息の緒」という表現は、息は一つ一つがつながっていると考え、それは緒→糸で結び合っていると考えられたものです。
命を繋げる人間の生きてく中で重要で大切なものです。
自然界、地球、宇宙との繋がり。
私達はいつも無意識に息を吸ったり吐いたりする呼吸を繰り返していますが、このように、自然と行っている事に意識を向けて、感覚で味わいコントロールして、心身共にバランスを整えていく事をヨガでは大切にしています。
レッスン最後のシャバーサナの後の呼吸。
静かな凪のように、心穏やかで安定した呼吸。
とても気持ちが良くてこの呼吸が私は大好きです❤️
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